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「大腸の内視鏡検査」は本当に痛くありませんか?(実例集:令和6年〜)

更新日:2020年1月1日

ご心配ごもっともです。
連日、大腸内視鏡検査を施行させていただいておりますが、ほとんどの方が「痛みなし」で挿入させていただいております。検査開始から終了までは概ね30分前後です。
ただ、おなかの手術の既往があり、大腸が癒着で固定されている方の場合、あるいはS状結腸が極端に長く、大腸をたたみ込むのがやや困難な方は、多少の痛みを伴うことがあります。
検査中は、終始、患者さんとお話させて頂きながら、検査を進めさせて頂きます。もし痛みが生じた場合は、途中でも、ご希望であればいつでも検査を中断いたします。痛みが軽度で、検査の続行を希望される場合は、ご相談の上、挿入方向を変更しながら、なるべく痛みの少ない方法で施行させて頂きます。当院での大腸の一番奥までの挿入の成功率は概ね98%前後(直近の100例では全例成功)となっております。
内視鏡挿入後に大腸内腔を観察させていただく際、当院では炭酸ガスを使用しております。従来の空気による方法に比べて、お腹の張りは格段に改善しております。これは炭酸ガスの腸管からの吸収の速度が通常の空気に比べて100倍近く早いため、検査後にトイレに行かれる方はあまりおられず、行かれても短時間で済まれています。
ご相談ください(☎ 0833-45-2100)。
当院での実際の大腸検査の状況は下記の通りです。

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令和6年4月1△日
患者さん:4⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1870)当院で高血圧症・高コレステロール血症等にて投薬治療中の方。今回、検診で便潜血陽性を指摘され、精査をご希望。大腸検査は初めて。無送気・浸漬法にて施行。ループなしでSDJを通過、脾弯曲部に至り、横行結腸から肝弯曲部を経て回盲部まで型通りに挿入。回盲部までの到達時間 9分。全大腸にポリープを含め、出血源はみられず問題なく終了。(全検査時間:17分)

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令和6年2月1△日
患者さん:5⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1869)
当院で高血圧症等にて投薬治療中の方。普段から便通が良かったり悪かったり、精査をご希望。以前も同様の症状で大腸検査、特に所見を認めず。今回、フォローの検査。いつも通り、無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 10分。大腸全体に通過障害をきたす器質的病変見られず、問題なく終了。経過観察とした。(全検査時間:20 分)

1回目:(大腸検査番号 677)・平成27年12月・回盲部までの到達時間 14分(全検査時間:25分)異常所見なし。
今回:(大腸検査番号 1869)・令和6年3月・回盲部までの到達時間 10分(全検査時間:20分)異常所見なし。

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令和6年3月2△日
患者さん:5⬜︎歳 男性(大腸検査番号 1863)4年前、当院での大腸検査でS状結腸に1−2ミリ大の小ポリープを認めたが、大きさが小さいため、様子見とした方(大腸検査番号 1304)。今回はフォローのための検査。いつも通り、無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 7分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、回盲部まで型通りに挿入。今回、なんと、S状結腸のポリープが径3cm大超えに大きくなっており、ビックリ。腫瘤が有茎性で分葉状であったため、スネアがその枝葉にひかかり、スッポリと根っこまで適正な位置にスネアをかけるのに時間を要した。断端にしっかりクリップを打ち、止血を確実とした。十分な洗浄で出血のないことを確認.バスケット鉗子でポリープを回収、病理検査に提出した。(全検査時間:28分)1−2ミリ大の小さなポリープも4年経つと巨大化すること、まあ当たり前だが、今後、ポリープをフローする際、内視鏡の検査の期間を少し短くすることを検討する必要あり。

1回目:(大腸検査番号 1304)・令和2年4月・回盲部までの到達時間 13分(全検査時間:23分)S状結腸の小ポリープ・経過観察
今回:(大腸検査番号 1863)・令和6年3月・回盲部までの到達時間 7分(全検査時間:28分)S状結腸・ポリープ切除

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令和6年3月2△日
患者さん:5⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1862)当院で高コレステロール血症等にて内服薬で治療中の方。1年前、当院で下行結腸のポリープを切除させていただく。組織は腺腫。今回はフォローのための検査。いつも通り、無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 12分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、回盲部まで型通りに挿入。今回はポリープの再発なし。前回のポリープ切除断端も綺麗に治癒。(全検査時間:24分)次回の大腸検査は数年後で、その間は便潜血でのフォローで。

1回目:(大腸検査番号 1723)・令和5年3月・回盲部までの到達時間 14分(全検査時間:28分)下行結腸ポリープ切除
今回:(大腸検査番号 1862)・令和6年3月・回盲部までの到達時間 12分(全検査時間:24分)ポリープの再発なし。

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令和6年3月1△日
患者さん:6⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1861)1年前、当院で直腸のポリープを切除させていただいた方。組織は腺腫。今回はフォローのための検査。いつも通り、無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 18分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、回盲部まで型通りに挿入。今回はポリープの再発なし。前回のポリープ切除の太い断端も綺麗に治癒。(全検査時間:28分)次回の大腸検査は数年後で、その間は便潜血でのフォローで。

1回目:(大腸検査番号 1701)・令和5年2月・回盲部までの到達時間 13分(全検査時間:38分)直腸ポリープ切除
今回:(大腸検査番号 1861)・令和6年1月・回盲部までの到達時間 18分(全検査時間:28分)ポリープの再発なし。

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令和6年1月 1△日
患者さん:6⬜︎歳 男性(大腸検査番号 1839)新患さん。8年前、中国地方の某大学病院で大腸検査を受けられ、その際、13個のポリープ切除となった由。その後、毎年、同検査を受けられ、毎回、ポリープ切除となっていたとのこと。4年前、福岡に引越しをされてからは検査からは遠ざかっておられた。今回、出身地の当地にUターンされる。4年ぶりのフォロー検査を希望され当院にご来院。いつも通り、無送気・浸漬法にて施行。ループなしでSDJを通過、回盲部まで型通りに挿入。回盲部までの到達時間 21分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。今回はポリープの再発なし。(全検査時間:31 分)

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令和6年1月 1△日
患者さん:2⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1838)1年前、当院で横行結腸の巨大ポリープを切除させていただいた方。組織はjuvenile polyp。今回はフォローのための検査。いつも通り、無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 17分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、回盲部まで型通りに挿入。今回はポリープの再発なし。前回切除のポリープの太い断端も綺麗に治癒。(全検査時間:25 分)今後は便潜血でのフォローで。

1回目:(大腸検査番号 1733)・令和5年4月・回盲部までの到達時間 10分(全検査時間:43 分)横行結腸ポリープ切除
今回:(大腸検査番号 1838)・令和6年1月・回盲部までの到達時間 17分(全検査時間:25分)ポリープの再発なし。

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令和6年1月 1△日
患者さん:4⬜︎歳 男性(大腸検査番号 1837)
新患さん。もともと便秘がちで、このところ便柱が細くなってきたとのことで、大腸検査を希望され来院。いつも通り、無送気・浸漬法にて施行。ループなしでSDJを通過、回盲部まで型通りに挿入。回盲部までの到達時間 11分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。直腸に亜有茎性のやや大きめポリープを認め、通常のEMR法で切除、吸引にて回収。病理検査へ。(全検査時間:29分)

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令和6年1月 1△日
患者さん:7⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1836)新患さん。2年前、虚血性腸炎の既往があり、このところ便柱が細くなってきたとのことで、大腸検査を希望され来院。以前、県内の総合病院で大腸検査を受けられた際、痛みが高度のため、同市内の別の医療機関で全身麻酔で眠らせてもらっての検査を受けられた由。2年前に当地に転居のため、今回、当院に来院される。この方もS状結腸がかなり長めであったが、徹底した脱気が奏功、ループなしでSDJを通過、脾弯曲部に至り、横行結腸から肝弯曲部を経て回盲部まで型通りに挿入。回盲部までの到達時間 23分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。直腸を含め、全大腸に便柱が細くなる器質的病変なし(全検査時間:31分)。検査前、痛みに対しかなり不安を訴えておられたが、無事検査終了に安堵される。

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令和6年1月 △日
患者さん:3⬜︎歳 男性(大腸検査番号 1835)本年・第一例の方。新患さん。大腸検査は初めて。検診にて便潜血陽性を指摘され、精査を希望される。無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 10分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。S状結腸がかなり長めであったが、丁寧なたたみ込みが奏功、ループなしでSDJを通過、脾弯曲部に至り、横行結腸から肝弯曲部を経て回盲部まで型通りに挿入。全大腸にポリープを含め、出血源はみられず問題なく終了。(全検査時間:18分)熊本出身の方。現在は当地に居を構えておられる由。

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