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「大腸の内視鏡検査」は本当に痛くありませんか?(実例集:令和3年〜)

更新日:2020年1月1日

ご心配ごもっともです。
連日、大腸内視鏡検査を施行させていただいておりますが、ほとんどの方が「痛みなし」で挿入させていただいております。検査開始から終了までは概ね30分前後です。
ただ、おなかの手術の既往があり、大腸が癒着で固定されている方の場合、あるいはS状結腸が極端に長く、大腸をたたみ込むのがやや困難な方は、多少の痛みを伴うことがあります。
検査中は、終始、患者さんとお話させて頂きながら、検査を進めさせて頂きます。もし痛みが生じた場合は、途中でも、ご希望であればいつでも検査を中断いたします。痛みが軽度で、検査の続行を希望される場合は、ご相談の上、挿入方向を変更しながら、なるべく痛みの少ない方法で施行させて頂きます。当院での大腸の一番奥までの挿入の成功率は概ね98%前後(直近の100例では全例成功)となっております。
内視鏡挿入後に大腸内腔を観察させていただく際、当院では炭酸ガスを使用しております。従来の空気による方法に比べて、お腹の張りは格段に改善しております。これは炭酸ガスの腸管からの吸収の速度が通常の空気に比べて100倍近く早いため、検査後にトイレに行かれる方はあまりおられず、行かれても短時間で済まれています。
ご相談ください(☎ 0833-45-2100)。
当院での実際の大腸検査の状況は下記の通りです。

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令和3年4月 1△日
患者さん:3⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1449)当院にて5年前より潰瘍性大腸炎で、内服薬・ペンタサで治療中の方。以前、神奈川県・川崎市の公的病院にて同疾患の診断を受け、加療中のところ、お仕事の転勤にて当地に転居。その際、同院の紹介状を当院に持参される。その後、ずっと寛解期で出血もなく順調に経過中であったが、先日、特に誘引なく血便をきたし、大腸検査となる。当院での同検査は初めて。いつも通り、無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 50分。ループなしでSDJを通過、肝弯曲部で内視鏡のたわみで視野が展開できず、右および左側臥位にと体位変換を織り交ぜ、押しと引きを繰り返しつつ、臍部を用手圧迫も併用しつつ肝弯曲部を展開、回盲部に到達。全大腸にただれ・発赤・出血いずれも見られず、ペンタサが著効している。今回の出血は潰瘍性大腸炎の増悪によるものではなさそう。経過観察とした。(全検査時間:59分)

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令和3年4月 1△日
患者さん:5⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1448)新患さん。近医・内科医師よりご紹介いただいた方。健診で便潜血陽性を指摘される。大腸検査ははじめて。便通は悪くない。いつも通り、無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 12分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、脾弯曲部に至り、横行結腸から肝弯曲部を経て回盲部まで型通りに挿入。回盲部と下行結腸にポリープを確認、特に下行結腸のポリープは有茎の2.0cm大の大きなポリープで、スネアをかけて切除、バスケット鉗子で回収。回盲部のポリープはいつも通りのEMR法で切除、吸引にて回収。ともに病理検査に提出した。(全検査時間:28分)ご紹介いただいた内科医師に検査結果をすみやかに報告した。いつも紹介していただき、深謝。

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令和3年4月 1△日
患者さん:5⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1447)気管支喘息で吸入薬を当院で処方中の方。先日、血便があり、精査を希望される。当院での大腸検査は初めて。以前、総合病院で一度、大腸検査を受けられた由。詳細は不明。いつも通り、無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 20分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、回盲部まで型通りに挿入。全大腸にポリープを含め、ただれ・炎症性病変もみられず問題なく終了。(全検査時間:29分)。Common diseaseにて時々来院されるご主人が検査に終始立ち会われた。ご安心いただく。

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令和3年4月 1△日
患者さん:4⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1446)新患さん。先日、血便があり、精査を希望される。大腸検査は初めて。いつも通り、無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 21分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、回盲部まで型通りに挿入。全大腸にポリープを含め、ただれ・炎症性病変もみられず。他院にて頻脈性不整脈で内服薬を処方されている。問題なく終了。(全検査時間:32分)。

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令和3年4月 1△日
患者さん:6⬜︎歳 男性(大腸検査番号 1445)40歳台でS状結腸癌に対し千葉の病院で手術を受けられた方。今回、フォローのため大腸検査を希望される。また、同じ頃、慶応大学病院で心房細動に対しカテーテル・アブレーションを受けられている。先日、胃の不調にて胃カメラを当院にて施行。H2ブロッカーを処方中。今回、フォローのための大腸検査を希望される。無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 19分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、脾弯曲部に至り、横行結腸から肝弯曲部を経て回盲部まで型通りに挿入。回盲部にポリープを確認、スネアをかけて切除、吸引にて回収、病理検査に提出した。手術部位のS状結腸の吻合部には特に狭窄なく、良好に経過している。(全検査時間:37分)この方のお父さんも大腸ポリープが出来やすい方で、何度か摘除を受けられている由。

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令和3年4月 △日
患者さん:6⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1444)当院で高コレステロール血症等にて内服薬で治療中の方。昨年、下行結腸のポリープにてスネア切除、組織学的には、腺腫で、今回、フォローを目的に再検査となる。いつも通り、無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 38分。ループなしでSDJを通過、肝弯曲部で内視鏡のたわみで視野が展開できず、右および左側臥位にと体位変換を織り交ぜ、押しと引きを繰り返しながら、臍部を用手圧迫も併用し肝弯曲部を展開。ここで横隔膜による大腸の圧迫を活用するために、患者さんに深呼吸をしてもらい回盲部に到達。今回、ポリープの再発なく、問題なく終了。(全検査時間:48分)。

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令和3年4月 △日
患者さん:5⬜︎歳 男性(大腸検査番号 1443)5年前、健診で便潜血陽性を指摘され、当院にて大腸検査を施行するも。特に異常所見はなかった。今回も同様に健診で便潜血陽性を指摘され、精査を希望される。いつも通り、無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 11分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、回盲部まで型通りに挿入。回盲部に、横行S状結腸、下行結腸、S状結腸にそれぞれ1カ所ずつ、合計4カ所の亜有茎性のポリープを認め、それぞれにスネアをかけて切除、吸引にてポリープを個別に回収。病理検査に提出した。下行結腸には実は近接するポリープがもう一つあり、双子状で、個別に切除を検討したが、焼灼部位が近接・重畳するため、かえって穿孔の危険があると判断、安全のため、今回はそのポリープは切除を断念し、次回に持ち越しとした。(全検査時間:62分)数年間で無から一気に多数のポリープができることあり、実感。

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令和3年4月 △日
患者さん:4⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1442)新患さん。今回、健診で便潜血陽性を指摘され、精査を希望される。大腸検査ははじめて。便通は悪くない。いつも通り、無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 15分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、回盲部まで型通りに挿入全大腸にポリープを含め、病変はみられず問題なく終了。(全検査時間:26分)お母さんが50歳台で大腸癌の手術を受けられ、その後、再発で亡くなられた由。そのこともあり、検査前かなり心配されていた。この度の検査で安心していただき、こちらも安心。

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令和3年4月 △日
患者さん:6⬜︎歳 男性(大腸検査番号 1441)高尿酸血症で当院にて内服薬で加療中の方。先日、血便があり、精査を希望される。大腸検査は初めて。いつも通り、無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 10分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、回盲部まで型通りに挿入。全大腸にポリープを含め、ただれ・炎症性病変もみられず問題なく終了。(全検査時間:19分)。

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令和3年3月3△日
患者さん:5⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1440)通年性のアレルギー性鼻炎にて当院で投薬治療中の方。先日、血便があり、大腸検査を希望される。大腸検査は初めて。いつも通り、無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 18分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、回盲部まで型通りに挿入。下行結腸および直腸にそれぞれ1カ所ずつ、亜有茎性のポリープを認め、それぞれにスネアをかけて切除、吸引にてポリープを個別に回収。病理検査に提出した。(全検査時間:50分)冠動脈ステント留置後にて抗凝固療法中であり、しっかりとクリッピングした。

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令和3年3月2△日
患者さん:6⬜︎歳 男性(大腸検査番号 1439)以前より定期的に胃カメラを当院で施行中の方。5年前、S状結腸のポリープにてスネア切除、組織学的には、腺腫で、今回、フォローを目的に再検査となる。いつも通り、無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 17分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、回盲部まで型通りに挿入。今回、ポリープの再発なく、問題なく終了。(全検査時間:25分)。

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令和3年3月2△日
患者さん:1⬜︎歳 男性(大腸検査番号 1438)高校を卒業されたばかりの若人の方。2年ほど前から朝方、腹痛・下痢あり、今回、精査を希望されお母さんと一緒に来院される。先日、胃カメラを施行、わずかな胃炎を認めるのみ。今回は大腸検査。もちろん大腸の検査ははじめて。いつも通り、無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 9分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、回盲部まで型通りに挿入。全大腸にポリープを含め、ただれ・炎症性病変もみられず問題なく終了。過敏性腸症候群で問題なし(全検査時間:22分)。同伴されたお母さんも安心された。4月から新・社会人になられるにあたり、エールを送らせてもらった。

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令和3年3月2△日
患者さん:3⬜︎歳 男性(大腸検査番号 1437)若いサラリーマンの方。今回、職場健診で便潜血陽性を指摘され、精査を希望される。大腸検査ははじめて。便通は悪くない。いつも通り、無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 11分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、脾弯曲部に至り、横行結腸から肝弯曲部を経て回盲部まで型通りに挿入。横行結腸と下行結腸にポリープを確認、特に下行結腸のポリープは長い茎を有する2.5cm大の大きなポリープで、スネアをかけて切除、バスケット鉗子で回収。切除断端はしっかりクリッピング。厳重止血した。横行結腸のポリープはいつも通りのEMR法で切除、吸引にて回収。ともに病理検査に提出した。(全検査時間:41分)

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令和3年3月2△日
患者さん:5⬜︎歳 男性(大腸検査番号 1436)もともと大腸にポリープができやすい方。定期的に当院で内視鏡切除を施行している。この数年間で4回の大腸検査を施行、合計8個のポリープを切除、すべて腺腫と確認。この度もフォローのため5回目の検査。無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 9分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、回盲部まで型通りに挿入。今回、新たに横行結腸に2カ所の亜有茎性のポリープを認め、それぞれにスネアをかけて切除、吸引にてポリープを個別に回収。病理検査に提出した。(全検査時間:32分)直腸にもポリープを認めたが極小のため、経過観察で。来年も要注意。

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令和3年3月2△日
患者さん:4⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1435)静岡からUターンされた方。先日、胃の不調にて当院で胃カメラを受けていただいた。下松のご出身、18歳まで当地で生育される。その後20年間、静岡県で過ごされ、2年前、出身地の当地・ご実家にお子さんお二人を連れて戻ってこられる。以前、静岡の病院で、便潜血陽性のため大腸検査を受けられた由、お産より痛かったですとのこと。親族の方に、癌の方が多くおられ、今回、便潜血の件で心配され、確認のため、大腸の精査を希望される。予想通り、難しい方であった。まずは直腸での徹底した脱気と通常通りの無送気・浸漬法にて検査を開始した。全行程にわたり、内視鏡がたわむため、仰臥位のまま尺取り虫のごとく、押しと引きを繰り返しつつ、内視鏡のたわみをちょっとずつ解除しながら、回盲部に到達。全大腸にポリープを含め、異常はみられず、検査中、ほぼ痛みなしで問題なく終了。(全検査時間:39分)徹底した脱気の戦略が今回も奏功した。小さなお子さんの子育てに連日・奮闘中の若いお母さん。「私が死ぬわけにはいかないんです」との由。心中お察しする。ご安心いただいた。

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令和3年3月1△日
患者さん:6⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1434)先日、胃の不調にて当院で胃カメラを受けていただいた方。今回、人間ドックで便潜血陽性を指摘され、精査を希望される。大腸検査ははじめて。便通は悪くない。いつも通り、無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 17分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、脾弯曲部に至り、横行結腸から肝弯曲部を経て回盲部まで型通りに挿入。直腸に山田2型のポリープを確認、スネアをかけて切除、吸引にて回収、病理検査に提出した。問題なく終了。(全検査時間:42分)今回のポリープには首がなく、スネアがすべってポリープにかからないため、粘膜下への生食の注入を数回施行し、腫瘤を適正に挙上するのに時間を要した。

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令和3年3月1△日
患者さん:7⬜︎歳 男性(大腸検査番号 1433)当院で高血圧症等にて内服薬で治療中の方。昨年の大腸検査で横行結腸とS状結腸および直腸に亜有茎性のポリープを認め、合計3個のポリープそれぞれにスネアをかけてすべて切除、組織学的には、いずれも腺腫であった。今回、フォローを目的に再検査となる。いつも通りの無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間8分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、脾弯曲部に至り、横行結腸から肝弯曲部を経て回盲部まで型通りに挿入。今回は全大腸にポリープを含め、病変はみられず問題なく終了(全検査時間:18分)。次回の検査は数年後とした。

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令和3年3月1△日
患者さん:4⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1432)新患さん。人間ドックで便潜血陽性を指摘され、精査を希望される。大腸検査ははじめて。便通は悪くない。いつも通りの無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間11分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、脾弯曲部に至り、横行結腸から肝弯曲部を経て回盲部まで型通りに挿入。全大腸にポリープを含め、病変はみられず問題なく終了。(全検査時間:21分)

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令和3年3月1△日
患者さん:7⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1431)当院で高コレステロール血症等にて内服薬で治療中の方。先日、当院にてピロリ菌感染性胃炎に対し除菌治療を施行済み。以前より大腸ポリープで総合病院にてポリープ切除等にてフォロー中で、そのうちの一つはcarcinoma in adenomaであった由。今まで同院で4−5回の大腸検査を受けられているとのこと、毎回、挿入困難のため相当の時間を要してきた由。同病院での経過観察は終了とのことで、今後、当院でフォローを希望される。当院での大腸検査は初めて。回盲部までの到達時間24分。予想通り、やはり挿入に困難を極めた。まずは直腸での徹底した脱気と通常通りの無送気・浸漬法にて検査を開始した。全行程にわたり、内視鏡がたわむため、仰臥位のまま尺取り虫のごとく、押しと引きを繰り返しつつ、内視鏡のたわみをちょっとずつ解除しながら、臍部の用手圧迫を併用、たわみを抑制しつつ回盲部に到達。全大腸にポリープを含め、異常はみられず問題なく終了。(全検査時間:31分)なんとか徹底した脱気の戦略が奏功した。

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令和3年3月△日
患者さん:6⬜︎歳 男性(大腸検査番号 1430)当院での大腸検査は初めての方。近医・内科医師よりご紹介いただいた。不整脈等の内科疾患で同医師にて加療を受けられている。40歳台で広島・呉の総合病院で大腸ポリープ切除を受けられた由。詳細は不明。この方もかなり挿入困難な方であった。無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 45分。S状結腸も横行結腸もかなり長めの方でSDJおよびmid-transの通過に丹念なたたみ込みと引きが必要で、押し込むが、S状結腸も横行結腸ともにたわみが増悪するのみで不可。臍部を用手圧迫にてたわみを抑制しながら横行結腸のたたみ込みを試みるが、かなりの肥満の方で、用手圧迫も効かず。右および左側臥位を交互に繰り返し、押しと引きを繰り返しつつ、内視鏡のたわみをちょっとずつ解除しながら肝弯曲部に到達、ここで十分な引きと左トルクで肝弯曲部を展開、上行結腸に潜りこみ、吸気も併用でやっと回盲部に到達。全大腸にポリープを含め、異常はみられず問題なく終了。(全検査時間:52分)ご紹介いただいた内科医師に検査結果をすみやかに報告した。いつも紹介していただき、有り難いこと。

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令和3年3月△日
患者さん:3⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1429)石川県ご出身の方。当院ではもちろん初めての大腸検査。先日、心窩部痛にて当院で胃カメラ、粘膜のヘマチンの付着あり、胃炎を確認。10年前、地元の金沢市の総合病院で大腸憩室炎のため入院加療を受けられた由。その際、大腸検査あり、回盲部の憩室の指摘。今回、フォローのための大腸検査を希望される。無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 14分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、脾弯曲部に至り、横行結腸から肝弯曲部を経て回盲部まで型通りに挿入。下行結腸にポリープを確認、スネアをかけて切除、吸引にて回収、病理検査に提出した。問題なく終了。(全検査時間:33分)ご主人も金沢のご出身、そのご主人のお仕事の転勤で当地に。

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令和3年3月△日
患者さん:3⬜︎歳 男性(大腸検査番号 1428)新患さん。今回、大腸がん検診で便潜血陽性を指摘され、精査を希望される。いつも通りの無送気・浸漬法にて開始したが、前処置が不良で、洗浄を繰り返すも、大量の残渣のため、視野が確保できず、止むを得ず、今回は送気方法で施行した。回盲部までの到達時間23分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。大腸内に残留する大量の残渣の吸引・排除にほとんどの時間を要した。ループなしでSDJを通過、脾弯曲部に至り、横行結腸から肝弯曲部を経て回盲部まで型通りに挿入。横行結腸にまずまずの大きさの亜有茎性のポリープを確認、スネアをかけて切除、吸引にて回収、病理検査に提出した。問題なく終了。(全検査時間:38分)

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令和3年3月△日
患者さん:5⬜︎歳 男性(大腸検査番号 1427)初めての大腸検査の方。職場検診で便潜血陽性を指摘され、精査を希望される。いつも通りの無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間15分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、脾弯曲部に至り、横行結腸から肝弯曲部を経て回盲部まで型通りに挿入。下行結腸にまずまずの大きさの亜有茎性のポリープを確認、スネアをかけて切除、吸引にて回収、病理検査に提出した。断端陰性を目指し、スネアをかなり深めにかけたため、粘膜がかなり削ぎ取られた。出血防止のため、しっかりとクリッピングした。問題なく終了。(全検査時間:41分)

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令和3年3月△日
患者さん:6⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1426)昨年、当院にてポリープ切除を施行した方(大腸検査番号     )。前回、S状結腸に亜有茎性のポリープを認め、スネア切除した。組織学的には、腺腫であった、今回、フォローを目的に再検査となる。回盲部までの到達時間 31分。無送気・浸漬法にて施行するもSDJから全く進めなくなり、体位変換、圧迫にてもダメ。一旦、直腸まで振り出しに戻り、徹底した脱気を施行、それによりループなしでSDJを通過、脾弯曲部に至り、横行結腸から肝弯曲部を経て回盲部まで型通りに挿入。上行結腸および下行結腸にそれぞれ1カ所ずつ、合計2カ所の亜有茎性のポリープを認め、それぞれにスネアをかけて切除、吸引にてポリープを個別に回収。病理検査に提出した。(全検査時間:50分)実は、数年前にも総合病院で大腸ポリープ切除を受けておられる。ポリープが出来やすい方、今後も要注意。

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令和3年2月2△日
患者さん:3⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1425)新患さん。先日、腹痛・血便があり、大腸検査を希望される。大腸検査は初めて。この方もかなり挿入困難な方であった。無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 32分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。S状結腸も横行結腸もかなり長めの方でSDJおよびmid-transの通過に丹念なたたみ込みと引きが必要で、時間をかなり要した。全大腸にポリープを含め、病変はみられず問題なく終了。安心していただいた。(全検査時間:45分)このところ、挿入の難しい方が続いている。

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令和3年2月2△日
患者さん:5⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1424)新患さん。今回、左下腹部痛にて来院、以前、東京・白金台の病院で内視鏡検査の大御所・工藤先生で大腸検査を受け、ポリープ切除を2回、受けられている。ご自分でネット検索されて、全身麻酔で寝ている間に検査をしてもらえる同病院を見つけられた由。当院では、無麻酔であることを、ご了解いただく。いつも通りの無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間11分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、脾弯曲部に至り、横行結腸から肝弯曲部を経て回盲部まで型通りに挿入。下行結腸の中程に周囲に顆粒状粘膜病変を伴う潰瘍性病変を認めた。悪性病変も疑われ、同部を生検した。(全検査時間:28分)病理結果待ち。

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令和3年2月2△日
患者さん:8⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1423)当院で高血圧症・逆流性食道炎等にて内服薬で治療中の方。以前より便通異常のため、精査を希望される。いつも通りの無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間18分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。全大腸に炎症性大腸疾患、虚血性大腸炎、憩室、ポリープ、腫瘍など、出血をきたす病変はみられず問題なく終了。経過観察とした。(全検査時間:22分)

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令和3年2月1△日
患者さん:6⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1422)以前より上・下部の内視鏡検査のため当院に折々に来院される方。先日、血便があり、再度、大腸検査を希望される。今回で大腸検査4回目。無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 31分。もともとS状結腸と横行結腸がかなり長めで、毎回、やや時間を要している。今回、ループなしでSDJを通過、脾弯曲部に至り、横行結腸から肝弯曲部を経て回盲部まで型通りに挿入。今回もやや手間取る。全大腸にポリープを含め、異常はみられず問題なく終了。(全検査時間:42分)コロナ禍で東京と北海道のお孫さんに会えないですとの由。

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令和3年2月1△日
患者さん:5⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1421)大腸検査は初めての方。先日、心窩部痛・背部痛の訴えで当院に来院され、腹部エコー検査にて胆石症と判明、引き続き、胃カメラ(胃カメラ検査番号 )、腹部CT検査で他に病変のないことを確認、結石も大きめで、症状もかなり強いため、手術を予定。今回、最後の術前検査として大腸検査を施行。無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 28分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、脾弯曲部に至り、横行結腸から肝弯曲部を経て回盲部まで型通りに挿入。全大腸にポリープを含め、病変はみられず問題なく終了。(全検査時間:39分)胆石症の手術を受けていただくこととしていたが、もうしばらく手術なしで様子見したいとのご希望。ご意向どおりとした。次回、痛みが出た際に相談で。

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令和3年2月△日
患者さん:3⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1420)
産婦人科で子宮内膜症、卵巣チョコレート嚢腫でフォローされている方。
下痢とお腹の張りの訴えで当院に来られ、精査を希望される。まずは直腸での徹底した脱気と通常通りの無送気・浸漬法にて検査を開始したところ、検査開始直後から著しい肛門痛を訴えたため、いつもの潤滑剤のヌルゼリーを麻酔作用のあるキシロカインゼリーに変更するも痛みは改善せず。本人さんのご希望で、やむなく検査続行を断念した。痔核および肛門のびらんなし、婦人科病変が悪さしていることも考えられる旨、今後の件を相談した。いずれはCTコロノスコピー等を考慮することとした。まずは便潜血で経過観察を。

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令和3年2月1△日
患者さん:6⬜︎歳 男性(大腸検査番号 1419)当院で高血圧症・高コレステロール血症等にて内服薬で治療中の方。以前より左下腹部痛が時々あり、便潜血検査で陽性と判明、精査を希望される。いつも通りの無送気・浸漬法にて開始したが、S状結腸に多数の憩室があり、その先のSDJで硬い狭窄に行き当たる。内視鏡の前方への押し、体位変換、左右のトルクを交えるも狭窄部位がまったく拡がらず、これ以上の検索は穿孔の危険もあるため、検査はここまでとした。(全検査時間:38分)憩室炎を繰り返しているための大腸狭窄が強く疑われ、CTコロノスコピー目的で総合病院・消化器内科を紹介した。

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令和3年2月1△日
患者さん:8⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1418)5年前、当院にて大腸検査で上行結腸癌と判明した方。総合病院・外科を紹介、手術(上行結腸切除)を受けていただいた。術後5年になり、総合病院での経過観察は終了、今後、当院でフォローを希望される。手術では上行結腸と回腸を側側吻合にて。無送気・浸漬法にて施行。回腸までの到達時間 20分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、脾弯曲部に至り、上行結腸と回腸の側側吻合部を越して回腸に挿入。吻合部に狭窄もなく、全大腸にポリープを含め、異常所見なく、問題なく終了。(全検査時間:29分)いい手術をしていただいた。

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令和3年2月△日
患者さん:4⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1417)2年前、当院でS状結腸の亜有茎性のポリープ・2個に対しスネア切除(腺腫と確認)を施行した方。今回、フォローのため再検査となる。無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 26分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、脾弯曲部に至り、横行結腸から肝弯曲部を経て回盲部まで型通りに挿入。前回ポリープの切除の痕はきれいに治癒。ほか全大腸に新しいポリープはみられず、問題なし。(全検査時間:36分)次回の検査は5年後くらいでいいでしょうとお話ししたところ、そんなに開けていいでしょうかとのご心配。
                                 
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令和3年2月△日
患者さん:4⬜︎歳 男性(大腸検査番号 1416)大腸検査は初めての方。「50歳になるので、腸の検査を一度しておきたい」との由。症状はなし。いつも通りの無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間7分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。全大腸に特段の病変はみられず問題なく終了。(全検査時間:17分)よくよくお聴ききすると、患者さんのお父さんがお腹の癌で(詳細不明)、お母さんが大腸がんでそれぞれ手術を受けられたとの由。「癌家系です」と。同席された奥さんにも安心していただいた。
                
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令和3年2月△日
患者さん:6⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1415)先日、ピロリ菌感染性胃炎に対し、当院にて除菌治療を施行した方。大腸検査は初めて。今回、大腸がん検診で便潜血陽性を指摘され、精査を希望される。いつも通りの無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間14分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、脾弯曲部に至り、横行結腸から肝弯曲部を経て回盲部まで型通りに挿入。直腸の粘膜が粗造で血液を混じた粘液が付着、潰瘍性大腸炎等の炎症性大腸疾患が疑われ、同部を生検した。高血圧症等で当院に通院されているご主人が検査に終始立ち会われた。(全検査時間:27分)

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令和3年2月△日
患者さん:6⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1414)大腸検査は初めての方。先日、腹痛・下痢に伴い、黒い便が出たとのことで精査を希望され当院に来院。いつも通りの無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間22分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、脾弯曲部に至り、横行結腸から肝弯曲部に到達。ここで、押しではたわむため、前に進めず。右側臥位とし内視鏡先端が肝弯曲部を越えて上行結腸に顔を出したところで仰臥位に戻し、臍部を用手圧迫にてたわみを抑制すると、トルクが内視鏡先端によく伝わるようになり、以後はすんなり回盲部に到達。全大腸にポリープを含め、異常はみられず(全検査時間:31分)。心配されて妹さんが検査に立ち会われる。よくよくお聴ききすると、患者さんの実のお兄さんが先日、大腸がんで手術を受けられた由。それもかなり進行していたとのこと。同席された妹さんも一緒に安心された。

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令和3年1月2△日
患者さん:7⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1413)当院で高血圧症等にて内服薬でフォロー中の方。今回、大腸がん検診で便潜血陽性を指摘され、精査を希望される。いつも通りの無送気・浸漬法にて開始したが、前処置が不良で、洗浄を繰り返すも、混濁が取れず、無名溝が認識できないため進行方向が見定められず、止むを得ず、今回は送気方法で施行した。回盲部までの到達時間21分。S状結腸がかなり長めのため、SDJをループ形成にて挿入、ここで少しお腹の張りあり。脾弯曲部まで到達したところで右トルクをかけつつ引きでループを解除(right turn shortning)を試みるも滑るのみで解除できず。そのまま押しで脾弯曲部からmid-transまで挿入したところで再度right turn shortningを施行、ここで成功する。以後は、肝弯曲部を経て回盲部まで型通りに挿入。全大腸に炎症性大腸疾患、虚血性大腸炎、憩室、ポリープ、腫瘍など、出血をきたす病変はみられず問題なく終了。経過観察とした。(全検査時間:34分)

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令和3年1月2△日
患者さん:6⬜︎歳 男性(大腸検査番号 1412)以前、総合病院にてすい臓がんで手術を受けられている方。今回、年齢のこともあり上・下部の内視鏡検査を希望される。先日、胃カメラが終了、問題なし。今回は大腸。いつも通りの無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間21分。前処置が不良で、大腸内に大量の残渣が残留しており、洗浄・吸引・排液にほとんどの時間を要した。吸引瓶がいっぱいになる。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、脾弯曲部に至り、横行結腸から肝弯曲部に至る。ここで、視野不良となり、尺取り虫のごとく、押しと引きを繰り返すも、横行結腸がたわむだけで、たたみ込みができず。やむなく臍部を用手圧迫にてたわみを抑制すると、トルクが内視鏡先端によく伝わるようになり、以後は痛みなし。そのまま押しで回盲部まで型通りに挿入。上行結腸に憩室を認めるのみで、他に異常はみられず、問題なく終了。(全検査時間:34分)

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令和3年1月2△日
患者さん:5⬜︎歳 男性(大腸検査番号 1411)今回、職場検診で便潜血陽性を指摘され、精査を希望される。5年前、当院で大腸検査、その際、下行結腸に小ポリープを認めたため、生検を施行した(腺腫と確認)。今回、2回目の大腸検査。いつも通りの無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間9分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、脾弯曲部に至り、横行結腸から肝弯曲部を経て回盲部まで型通りに挿入。今回は全大腸にポリープを含め、異常はみられず問題なく終了。(全検査時間:20分)もともと血圧が高めで、悪玉コレステロール、尿酸値も高めで、今後はそちらが要注意。

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令和3年1月2△日
患者さん:5⬜︎歳 男性(大腸検査番号 1410)昨年、当院にてポリープ切除を施行した方(大腸検査番号 1271)。前回、下行結腸に1カ所、S状結腸に2カ所、合計3カ所の亜有茎性のポリープを認め、それぞれにスネア切除した。組織学的には過形成ポリープであった。今回、フォローを目的に再検査となる。無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 14分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。ループなしでSDJを通過、脾弯曲部に至り、横行結腸から肝弯曲部を経て回盲部まで型通りに挿入。横行結腸および下行結腸にそれぞれ1カ所ずつ、合計2カ所の亜有茎性のポリープを認め、それぞれにスネアをかけて切除、吸引にてポリープを個別に回収。病理検査に提出した。(全検査時間:36分)この方もポリープが出来やすい方・今後も要注意。

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令和3年1月2△日
患者さん:6⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1409)先日、当院での胃カメラにて多発性胃ポリープを確認した方。大腸検査は初めて。下痢と便秘を交互に繰り返しているため、精査を希望される。いつも通りの無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 8分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。脾弯曲部に1ミリ大くらいの小ポリープを認めたが、大きさが小さいので今回は切除なしで様子見とした。次回の検査は数年後とした。(全検査時間:20分)

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令和3年1月1△日
患者さん:8⬜︎歳 男性(大腸検査番号 1408)新患さん。1年前より便秘にてお腹の張り、痛みをきたすようになったため、検査を希望される。当院での大腸検査は今回が初めて。いつも通りの無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 15分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。全大腸に炎症性大腸疾患、虚血性大腸炎、憩室、ポリープ、腫瘍など、出血をきたす病変はみられず問題なく終了。経過観察とした。(全検査時間:24分)

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令和3年1月1△日
患者さん:7⬜︎歳 男性(大腸検査番号 1407)大腸検査は初めての方。下痢と便秘を交互に繰り返しているため、精査を希望して当院に来院。無送気・浸漬法にて施行。S状結腸がかなり長めのため、SDJをループ形成にて挿入、ここで少しお腹の張りあり。脾弯曲部まで到達したところで右トルクをかけつつ引きでループを解除(right turn shortning)に成功する。しかも横行結腸もかなり長めで左トルクでもたわむ為、仰臥位のまま臍部を用手圧迫にてたわみを抑制したが、却ってたわみが増悪するのみで不可。右側臥位とし尺取り虫のごとく、押しと引きを繰り返すも、横行結腸をたたみ込みができず、左側臥位にしても同様の状況。やむなく再度、仰臥位にて押しでmid-transを通過し、肝弯曲部に達するも、今度はS状結腸までたわむようになり、二重苦となり、それ以降の内視鏡のコントロールがきかなくなる。そこで根本に立ち返りやり直すため、脾弯曲まで引き戻り、再度試みるも、全く同様の状況となる。やむなく肝弯曲部までの観察で断念した。(全検査時間:53分)回盲部まで挿入できなかった方はほぼ1年半ぶりである。次回、Total colonoscopyとなるように方途を探り、再検査予定とした。

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令和3年1月 △日
患者さん:7⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1406)高血圧症等にて当院で投薬にて治療中の方。10年前、他院での人間ドックで大腸検査を受けられた際は特に問題は指摘されなかった由。当院での大腸検査は今回が初めて。今回、大腸がん検診で便潜血陽性を指摘され、精査を希望される。いつも通りの無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間12分。検査中・痛みの訴え・ほとんどなし。全大腸に炎症性大腸疾患、虚血性大腸炎、憩室、ポリープ、腫瘍など、出血をきたす病変はみられず問題なく終了。経過観察とした。(全検査時間:22分)

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令和3年1月 △日
患者さん:7⬜︎歳 女性(大腸検査番号 1405)
大腸検査は初めての方。高血圧症等にて当院で投薬にて治療中。「いつも便秘気味で、お腹が張ります」との訴えで検査をご希望。無送気・浸漬法にて施行。回盲部までの到達時間 18分。S状結腸がかなり長めで、途中から腸管を畳み込めなくなり、少し押し気味で SDJを通過する。それによりループを形成したため、ここで右トルクをかけつつ引きでループを解除。脾弯曲部まで到達し,この屈曲部位で押しでは視野が取れず、痛みあり、ここで右側臥位とすることで視野を展開でき、それにより脾弯曲部を通過しmid-transに到達。ここで、またしても押しではたわむため、前に進めず。やむなく仰臥位に戻し、臍部を用手圧迫にてたわみを抑制すると、トルクが内視鏡先端によく伝わるようになり、以後は肝弯曲部からすんなり回盲部に到達。全大腸にポリープを含め、異常はみられず問題なく終了。(全検査時間:27分)今後も適切な下剤の選択で経過観察とした。

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